予算化していないものと予算化できないもの

 3月議会の一般質問の原稿を書いています。3月4日から議会が始まり、7,8日が一般質問の日です。トップバッターを狙っていますので、明日8時30分までに持って行きます。

 

 昨年の11月末から給食センターのことで議会は大揺れです。12日に4回目の特別委員会が開かれたのですが、また、ビックニュースが飛び込んできました。

 

 昨年の6月に文部科学省の補助金申請を出し忘れ、平成28年度の給食センター建設に際して交付金が下りないという事実が判明したのです。「えっ、そんなことが?!」「ありえんやろう」と役場中がびっくりポンの大騒ぎのようです。

 

 1億1千万円ほどの文科省の補助金収入の申請忘れは前代未聞の出来事です。打ち合わせも担当者間での話し合いもしていなかったという証言も出ました。補助金をあてにしてないと思われても仕方ありませんね。どこかに傲りがあります。どんなに地団駄踏んでも補助金は出てきません。予算化できないのです

 

 また、埋め土処理費は粕屋町が支払うことになっていましたので当然27年度の当初予算に組まれていなければなりませんでした。金額が不明の場合は1千円とか1万円とかの前出しで記載し金額がわかった時点で補正予算を組みます。今回は予算そのものがなく、予算化していなかったのです。埋め土処理に8千万円かかると業者から言われているので近いうちに補正予算を組んで対応しなければなりません。これも11月末に判明しました

 

 

 二つ合わせて1億9千万円、これをどこから捻出すればいいのか、新執行部は頭を抱えています。なぜこのようなことが起きたのか、今から議会で調査をしますが、一般質問にも入れて教育委員会の責任を問うことにしています。

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コメント: 4
  • #1

    ナオ (火曜日, 16 2月 2016 08:32)

    おはようございます。
    以前も厚かましくコメントをさせていただいたものです。

    あまりの杜撰さに、改めて驚いています。
    一サラリーマン、庶民の単純な感覚で物申してお恥ずかしいのですが、前町長、旧執行部を呼んで、状況を確認したり、責任を追求したりするわけにはいかないものなのですか?
    一般企業なら、大問題、クビですよw

    選挙に負けたから、はい、退職金貰って終了!てなものでもないでしょうに。

    そもそも、給食センター住民説明会にも、旧執行部全員でてきて欲しいくらいの問題と受け止めていました。


  • #2

    本田芳枝 (火曜日, 16 2月 2016 21:25)

     コメントありがとうございます。旧執行部はいつからこんなふうになったのだろうと考えています。議会のチェック機能は働くどころか、甘く見られていたのではないでしょうか。2年前の給食センター建設の債務負担行為に68億の数字が上がり、それをすんなり認めてしまったことが問題でした。当初予算と一緒でしたから、予算案からはずし、その金額だけを審議するように修正案を出したのですが4対9、一人棄権で可決したのです。横暴になったのはそこからではないか。今後はできうる限り真相究明を、と考えています。。

  • #3

    ナオ (金曜日, 19 2月 2016 07:48)

    議員の皆様の働きかけに、感謝致します。私達住人も訴えを言葉という形にして、伝えていかねば始まらないのかな、と思います。

  • #4

    本田芳枝 (日曜日, 21 2月 2016 11:16)

    「訴えを言葉という形にして伝えていかねば始まらない」というお言葉を嬉しく受け取りました。粕屋町は住民の皆さんの動きがあまりないので、気持ちを抱いてもそのまま、また役場職員もその対応に慣れていなくて、受け方があまりスマートではありません。が、10年前に比べると少しづつ変わっています。というより世代交代で今風の、しかもよくできる職員も少しづつですが増えています。あきらめないで訴えてほしいと思います。また、非常に残念なのですが、議会が特定の層のためにだけあるようなところがあります。一般の方が当たり前に議会を訪ねてくださるように頑張ります。ありがとうございました。