9日の新聞に2011年9月に中学年生の女子生徒が自殺した問題で、遺族側が鹿児島地裁に提訴して初めてアンケートの内容を開示させることができたことが掲載されていた。
遺族が予測した通り、アンケートの内容には「いじめ」に関する回答が30件以上もあったという。
鹿児島県出水市教育委員会は女子生徒が自殺した当時、調査委員会をつくり、自殺から3ヶ月後に「事故(自殺)の直接のきっかけとなる出来事は確認できなかった」とする調査報告書を公表。いじめは確認できなかったとしていたという。
遺族側が裁判という手段に訴えないと「開示」ができなかったという事実をどう受け止めたらいいのだろう。
粕屋町でも保護者の意向に反して教育委員会が一方的に下した処置で苦しんでいた家族がいた。何とか解決の糸口が見つかったが、今もどこかでそんなふうに悩んでいる子ども、家族がいないだろうかと気になっている。
教育の現場で大人の保身のためにうやむやになって悩んでいる子どもたちがいる、そんなことは粕屋町では起こってはならない、否、起こさせないぞと思った。
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