男女共同参画推進条例(案)修正の理由

 9月議会で上程された条例案が総務常任委員会で審議されましたが、採決で同数となり、委員長判断で継続となっていました。委員長から修正案を12月議会までに出すように指示を受けていました。


 木村優子議員と協議し、志免町と新宮町がそろって26年3月に策定していますので比較しながら粕屋町に適った条例になるように原案を作り上げました。


16日に総務常任委員会が開かれ、協働のまちづくり課と一緒に精査されました。条例の修正を中心になってしたのは初めて。しかも男女共同参画意識は糟屋郡は県下で最も低いと言われているところ。策定しても実効性のないものであればただ「ある」という飾りにしかならないものになりそうで、まとめあげるのに結構苦心しました。


 上の写真は13年前にアンケート調査からコンサルタントに依頼して多分300万円近くの予算を組んで審議会から提言書を出した時の冊子です。町には冊子が一冊しかなくだれもその存在を知りませんでした。


 一昨年、男女共同参画の計画をきよのり町長が着手するように指示を出されたときに私が持っていた冊子を見てもらい、計画づくりの参考にしてもらったという流れがありますが、その中に記載されている「相談窓口の設置」ついては、職員の数、予算などの関係で9月議会に上程されたときには盛り込まれていませんでした。


 9月のブログにも書きましたが、私は心の底から怒り狂いました。なぜなら13年前の冊子を作った担当課の課長は因清則町長その人だったからです。当時。福祉課の課長として冊子をまとめ上げ、そしてこの6月に急遽町長として部下に策定するように指示を出しても、本当に必要なものは条例(案)の中に謳い込まれていないのでした。


 これがお役人の仕事の実態かと、心底がっくりしました。因清則町長、さようならと決心。2か月前のことです。