昨年暮れの沖縄県知事仲井真弘多氏の表情の奇異さが忘れられません。政府からの沖縄振興策と引き換えに名護市の辺野古埋め立てを承認した時です。
2021年度まで毎年3000億円台の沖縄振興策予算を確保する方針や基地負担軽減策を示したことを評価してのことらしいですが、その豹変ぶりにびっくりしています。今まで好意を抱いていた政治家の一人でしたので尚更です。
新聞記事によると稲嶺市政に国は4年間で40億円の交付を凍結しているとありますが、岩国市でも同じようなことがありましたね。財源の乏しい自治体での削減は本当に大変だろうと思いますが、そのことにもかかわらず多くの市民が埋め立て反対を唱える稲嶺氏に投票した、これはすごいことです。
人口6万人の名護市の今後の様子を注目したいですね。たぶん今からまた政府は「カネ」にものを言わせて辛辣な圧力、嫌がらせをするでしょうから。というかもう始まっていますね。
普天間基地の移設問題に対して私たちはどうすればいいのでしょう。移設が可能でも、新基地を建設するのにあと9年もかかるのだそうですが、その間の世界情勢、アジアの体制は?
近隣の国との友好関係、世界の平和を強く願うことからしかはじまらないと感じた次第です。
コメントをお書きください