全国図書館大会in福岡

 11月21日、22日に福岡市で全国図書館大会が開催されました。写真は21日全大会会場アクロスです。理事長の基調報告、ロバート・キャンベル氏の記念講演がシンフォニーホールでありました。

 全国から1500人ほどの参加者があったようです。

 22日は14会場に分かれて分科会があり、私は国際会議場で行われた「地域を活かし、未来を創る図書館」というテーマで慶應義塾大学教授、糸賀雅児氏の講演、事例発表、パネルディスカッションに参加しました。

 

 糸賀先生は従来の図書館学の先生とは少し違う、より柔軟な解釈をされる方で、その内容はとても参考になります。写真は会場が満席で、2階のサービスエリアからです。
 事例発表者の一人、花井裕一郎氏の、「おもてなし」の心で開館前2年間、開館後3年間館長として勤められた小布施町の図書館の発表が心に残っています。図書館という公共の施設はもう少し利用者の立場に立った空間にしなければならないのかなー、私が図書館法にこだわりすぎているのかなー、とちょっと立ち止まり、周りを見渡そうと考えるようになりました。図書館の支援活動も建設段階からすると、もう15年になります。

 

 武雄市の事例発表もあり、糸賀氏は「公設民営のブックカフェ」とまで言い切っておられます。図書館と思うからああでもない、こうでもないと議論沸騰なのかな?

でも、税金を使う以上、公平性、弱者への配慮など考えてほしいと思いますが。