責任を持って学校給食を担当する職員がいない場合はどうなる?

 今日総務常任委員会が開かれました。先日の議会報告会で町民の方より問い合わせがあった「給食の異物混入」について、教育委員会からの報告を求めるために開催したのです。
 議会に報告がなかったので、その理由と、事故の対策の詳細を問いただしました。

 平成22年度に3回異物混入が続きました。24年度の牛乳事件の時も報告が遅れていて、同じことが繰り返され、きちんとできないのはなぜなのでしょう?

 

 

 今回も1件と思いきや、10月25日、30日の2例の報告がありました。

 内容は、ずさんとしか言いようがないものでした。

 

 「食材を切った後、洗浄時にスライサーの刃こぼれが見つかった。すでに小学校は配送していたが、配膳室でストップ。刃のかけらは見つからなかった。2度とこのようなことが起きないように十分に気をつけます」という応えだったので、具体的に

「そのスライサーはいつ購入したのか」

「刃の点検は」 と質問したが

「いつ購入したか戻って書類を見ないとわからない」

「刃は3~4年に一度替えているが、今度はいつなのかわからない、研磨は夏に毎年している」

 

 よくよく聞いてみると、スライサーの刃の問題ではなくてフックを支える部分に亀裂が入っていて緩み、その緩んだフックがスライサーにあたって刃がかけたようなのです。

 現場の職員、調理員が応えて初めて亀裂に言及、ここでやっと説明に納得できましたが、管理職はここまで把握していなかった節があります。

 

 私の質問に応えられなかったし、来年スライサーの買い替えを、など悠長なことを言ったので、すぐに買い替えるべきと主張。高々70万円程度の器具なのです(後で連絡あり、平成13年に購入、耐用年数は7~8年)。

 

 2例目は8ミリ大きさの虫の胴体と足を配膳後子どもが見つけました。献立はけんちん汁だったとのこと。虫の名前は分からない、頭も他の足も不明、どこから侵入したのかも不明、と何もかもわからないことだらけ、したがって対応もきれいごとを並べているがいい加減に思えました。保健所への問い合わせもしていない。

 

 こんなことで4000人の子どもの食の安全は守れるのだろうか、と暗い気持ちになってしまいました。まともに応え、対応できる職員がいないのです。

明日、もう少し詳しく調べてみます。