「図書館フレンズ粕屋」の代表と武雄市の図書館へ行ってきました。秋に予定している視察の下見です。噂通り来館者で一杯、外部からの来館者も多いような感じでした。バスを仕立てて視察の行政関係者ご一行、私たちのように図書館を支援している県内外のフレンズ仲間、近隣の自治体の住人などなど・・・・。
官と民との協同の理想的な試みと絶賛する人も多い中、図書館をこよなく愛する一住民として、税金を使って運営する行政サービスとしての検証をまずは身近な問題からやってみたいと思います。
①飲食について
ちょうどお昼にかかるので弁当を持って行きました。食べる場所を問い合わせると驚いたことに、館内では不可。写真の、館外の緑陰のテーブル(椅子が5脚だけ)に座って食べましたが、雨の日はどうするんでしょうね?近くのテラスはスターバックス専用の場所。内部からしか入れません。入場者は入ってすぐの右横にあるスターバックスのコーナーの前を通るので大人も子どもも、買い求めた飲み物を片手に館内を散策。館内どこででも自由に飲めるようです。代官山の蔦屋を連想させました。
武雄市は蔦屋を指定管理者としていますが、スターバックスとの関係は? 席は満席、スターバックスの売り上げは蔦屋に行くのでしょうか。
蔦屋は図書館の指定管理者として図書館資料の無料貸し出しをしていますが、その一方で本の販売、AV資料の有料貸出も行っています。5万人の市民相手ではさしたる売り上げがなくとも、飲食の売り上げが多ければ経営はが成り立つ(?!)仕組みかなとも受け取れました。そのための館内での食事禁止でしょうか。お茶は蓋つきのものであればOKとか。
食べたり飲んだりと読書は別、切り離して考えている者は面喰います。税金で賄われている公共の備品への配慮、また本や床、テーブルが汚れたりしたらどうするのという疑問はセコイ、おばさん感覚?
粕屋町の図書館は図書館内部では飲食は禁止、ただし、建設時に要望を出して入口ロビーに食事ができるコーナー作ってもらいました。お茶を持参すればお金はいりません。お昼を挟んでの長期滞在が可能です。
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金の髭 (水曜日, 31 7月 2013 03:13)
昨年9月頃から武雄市図書館を始めとする武雄市問題を追っております。
いくつか情報提供させていただきます。
●武雄市図書館内のスターバックスは、スターバックス社の直営店舗ではなく、
指定管理者であるCCC社(蔦屋の会社)がスターバックス社とライセンス契約を結んで
自社で営業しているものです。
従いまして利益は全てCCC社(蔦屋)に入ることとなります。
●無理な金額(異様に安い)で指定管理者の委託を受けているため、
蔦屋書店やスターバックスなどで利益を上げないと、
それらの有料営業部分だけでなく、図書館運営も成り立たなくなります。
CCC社自身も、民業部分で収益を上げないと採算が取れないとしています。
●スターバックス専用の席は、実はわずか50席のみしかありません。
スタバのカウンター周辺の黒い座席がそれにあたります。
テラス出入り口付近にある白い座席16席および屋外テラスの36席は
図書館用の座席なのですが、まるでスタバ用の座席であるかのようにされており、
しっかりした区分や案内がなされていないため、
本田議員のように「テラスはスターバック専用の席」だと勘違いする人が多い、
いや、勘違い「させられている」のが実状です。
5月には
「図書館用の席に座っている人にスタバ店員が声をかけて商品購入を求めた」
という問題も発生して報道もされているのですが、わかりやすい区分や
案内はいまだにされておりません。
また、館内で食べれるのはスターバックスで買った商品のみとされていますので、
これら図書館用の座席であっても、スタバ商品以外の食べ物を食べることはできません。
また、7月に入り館内に給水機が設置されたのですが、その告知もされておりません。
利用者である市民のほうは全く向かず、CCC社への便宜ばかり図る、
異様な図書館運営だと考えております。まともな行政のやることではありません。
●武雄市図書館は2000年10月に新築開館となったものであり、
まだ新しく綺麗だったその図書館を8億円(うち市税2.6億、国税2億)もかけて
改装したのが、現在の武雄市図書館となります。
改装前の図書館には、給水機まで設置された飲食コーナーが
館内にあり、持ち込んだ飲食物を食べることもできました。
こちらの写真(改装前)の中央奥の部分となります。
http://takeoyoka.exblog.jp/11475444/
改装により、この部分は現在はただの出入り口となっています。
以上です。
途中に書いたとおり、CCC社の利益追求ばかりが優先されており、
色々と歪んだ運営がなされているのが実状だと考えております。
アイヴァーン (土曜日, 03 8月 2013 10:07)
>●無理な金額(異様に安い)で指定管理者の委託を受けているため、
> 蔦屋書店やスターバックスなどで利益を上げないと、
> それらの有料営業部分だけでなく、図書館運営も成り立たなくなります。
> CCC社自身も、民業部分で収益を上げないと採算が取れないとしています。
⇒これは,CCCの関係者が「民業の益あればこそ,図書館機能の維持,向上ができる」と発言しているようで,つまりは“目的外使用の許可”を得て行われている民業によって成り立つ“公共”図書館となっているようです。
>●スターバックス専用の席は、実はわずか50席のみしかありません。
> 5月には
> 「図書館用の席に座っている人にスタバ店員が声をかけて商品購入を求めた」
> という問題も発生して報道もされているのですが、わかりやすい区分や
> 案内はいまだにされておりません。
⇒この問題については,いまだCCC社,およびフランチャイズ元となるスターバックスからの謝罪等はなされていないのではないでしょうか。
問題を起こしたのがCCCによって運営されるスターバックスであるにもかかわらず,運営している企業からの謝罪はなく,なぜか図書館から謝罪がなされるおかしな状態です。
さらに,図書館には直接スタバスタッフを指導する権限はないように思われるのですが,謝罪文では指導を行う旨の記述がみられます。
(運営していて目的外使用の許可を与えているCCC社に対する指導は,当然行われるべきものと考えますが…。)
以上のように,単に民間への運営委託というだけではなく,その関係においてもおかしな状態になっているようにも思えます。
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