2021年
9月
30日
木
昨年の7月から通信の名前を「ブロッコリー通信」から「かすや通信」に改め、ただ今6号を配布中です。
議会報告だけではなく、皆さんの興味があるまちづくりを中心にという思いで。
なので議会開催に関係なく、必要に応じて、というかマイペースで、今後もできたら2か月に1度、年6回のペースで作ろうと考えています。
2000部印刷しました。配布は中央小学校区中心です。それ以外の方へは郵送、17年前から続けている集合住宅460件などは支援者の方にお願いしています。
各ポストにはいろんなチラシ、印刷物が入っているようなので、その中から読んでくださるのはどんなかな?と毎回いぶかしく思いながら配布していました。
それで今回思い切って、郵送の方にしているように封筒に挨拶文と通信を入れ配布するようにしました。集合住宅460部以外の1500部の封筒詰めです。議会中、でもなんとかやりきりました。
そしたら、受け取る皆さんへの配慮で始めたことですが、私の方に充実感が湧いてきて、俄然、配布作業が楽しくなりました。
これでいいんだと思っています。いつまで続くかわかりませんが、よろしくお願い致します。
2021年
9月
27日
月
お彼岸明けの26日に、やっとおはぎを作ることができました。小豆の餡はパートナーの好物。あんパンやまんじゅうの好きな人なのです。
最近、私は免疫力を高めるために健康食品に興味を広げています。その中で「煮あずきパワー」という本を見つけて、知らなかった効用に目覚めました。アンチエイジング、骨粗しょう症にも効果があるようです。
楽しみながら、体にいいものをという試みです。コロナ禍、おいしく食べて、免疫力を高める。腕を磨きます。
2021年
9月
24日
金
昨日に続き、9月議会、賛成討論の2つ目です。
令和2年度粕屋町一般会計決算の認定についてです。賛成の立場で討論しました。
歳入220億3986万円、歳出214億2010万円、実質収支5億4720万円です。コロナ禍の中で、国より定額給付金など地方創生臨時交付金などで71億円も膨らんだ会計です。
審査をすることに覚悟が要りました。
評価できること2点と指摘しておきたいこと1点を挙げます。
評価できること
・健全運営となっていること
財政調整基金(貯金)の取り崩しが10億円もありましたが、9億円以上積み立てができたこと。
財政力指数が0.01ポイント上がっていて、これは福岡県平均等と比 較して良好な値(監査員の評価)となっていること
・収納率が2021年3月の福岡都市圏広域行政推進協議会(10市7町)発表ではトッ
プとなっていて、決算報告での説明内容、町の収納体制をとことん活用しての
的確な徴収の様子など、職員の頑張りが伝わってきたこと
指摘しておきたいこと
・ある事業の説明で、事業の目的、成果、分析などが一切なく、数字の読み上げに終わったこと。この事業は町長の施政方針、「わかりやすい予算」にも重点施策として位置づけられたものです。
ことさら指摘する必要はないのでは、という考えもあると思いますが、私はこだわります。
粕屋町では町の事務事業を総合計画に紐づけおり、それぞれの事業の成果が数字に結果として出る仕組みをこの10年で作り上げました。その狙いが、追跡姿勢が弱まったのではないかという危機感を感じたのです。
指摘はしましたが総じて内容は良く、箱田町政は頑張っていると評価しています。
夏の名残の玄関先の千日紅。雨で花壇の花も傷みました。そろそろガーデニングに取り掛かります。
2021年
9月
23日
木
9月22日に9月定例議会が閉会しました。2つの議案に賛成討論をしました。
1つは給食費を公会計化するにあたっての条例案です。(2つ目は次回に)
文教厚生常任委員会でも全員賛成でしたので、あえて賛成討論をする必要はなかったのですが、担当課の職員の説明資料がとても分かりやすく、説明も丁寧、的確でしたので、賛成討論の中で申し添えました。
今までのいろんな条例案の説明では最も良かった部類に入ります。
公会計化のメリットは
過去において、滞納が続き、引っ越しして行った保護者に町が訴訟を起こしたり、給食費を職員が横領しそうになったり、これは銀行の窓口で発覚し、未遂に終わりました。
最も大変だったのは、徴収業務において、支払いの滞っている保護者への催促を教職員が担っていたことです。お電話などもしてあったように聞いています。令和4年4月から移行します。制度移行による給食費の値上げはありません。
2021年
9月
15日
水
9月12日にアメリカの絵本作家エリック・カールさんの放送がありました。NHKがゲストを招いて過去の番組を再放送し、振り返る番組です。2000年にエリックさんの活動場所アメリカのノースハンプトンで作成されたました。
ワークショップ形式でエリックさんが子どもたちに「絵本づくり」を伝授するという内容。エリックさんのお話する態度が素敵でした。当時は70歳くらい。子どもたちに接する接し方があくまで優しい、本当に優しい。
番組の中でのエリックさんの言葉を拾い集めてみました。
・失敗を恐れないで
・線からはみ出しても大丈夫
・失敗から学ぶことはたくさんある
・学校はイヤでした。私の絵本があることで学校が楽しくなってくれたら
・色と恋に落ちたんだ
・良い先生は自分の真似をさせるのではなく、生徒たちを刺激する人
・常識や先入観にとらわれず自由にものを見ること
・頭のねじを巻いて想像力を働かそう
・心の声に身を任せて
エリックさんの絵本はコラージュといって手作りの色紙を切り合わせて作るので、独特の質感と色合いが生まれます。
あおむしが食べる様子をイメージさせるために穴の開いた絵本を作られましたが1967年当時アメリカではできなくて、日本の印刷会社が受けてくれ、日の目を見たというエピソードにびっくり。
我が家の3人の子どもにも繰り返し読み、そして今私は、仲間とともにこの本を使って新しい絵本運動(ダイアロジック・リーディング)を起こしたいと考えています。
絵本を間に、子どもたちとの対話を通して、子どもたちの好奇心を揺さぶり、絵本の楽しさを共有するのです。
が、これはこれまでの常識を打ち破る意識改革と言っても過言ではなく、子どもの自尊感情を高める、かなり高度な試みなので躊躇するところもあるのですが、エリックさんの子どもに「生徒たちを刺激する先生」、「失敗を恐れずに」という言葉かけに100倍の勇気をもらった気がしています。
2021年
9月
12日
日
教育委員会の報告です。
一昨年の箱田町長の施政方針に掲げられた施策の一つにスクールロイヤー(学校弁護士)の配置がありました。令和2年度の報告では39万6000円という経費です。
配置の目的は、学校現場において、いじめや不登校、保護者とのトラブルといった様々な問題が日々発生し、法や法的価値観に基づく解決や予防が求められる状況となっており、そうした中での弁護士から助言を受けられるようにというものでした。
令和2年度の報告では学校で発生する様々な問題について、法律の見地から学校に助言を行っているとあり、費用対効果の高い施策だと評価しました。
また粕屋町ではスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを町単独で雇用しています。思い切った採用です。
複雑な社会構造の中で、各家庭、学校では従来の取組では解決できない様々な問題を抱えています。教職員とは違った立場での対応は学校現場の問題解決に大きな役割を果たしているようです。
学校教育課にはまた、教育の専門家として指導主事という、教育現場の優れた業績を上げられた方の職員配置もあります。今の方は5代目。教職員研修や学校経営、教育相談などに従事しています。
小・中学校併せて5,022人の子どもたちの学力が伸びている大きな要因だと思います。
2021年
9月
10日
金
9日は都市政策部の決算審査でした。
今回は指摘したことを挙げます。
執行部が用意する資料の説明についてです。各課は担当のそれぞれの事業について内容の説明、予算に対して決算の数字の説明、特に執行率の低い不用額の内容を報告します。
問題はその不用額の説明です。単なる執行残なのか、理由があっての、またその理由の是非などについて。それに対して委員会のメンバー、現在は議員全員ですが質疑をします。また、事業の目的に沿った執行をしているかどうかを質します。
昨日の資料では1億4980万円の事業についての説明不足を指摘しました。事業内容についての報告がなく、委託契約、工事請負の状況調べのところで数カ所説明があっただけでした。
この事業は令和2年度の町長の施政方針、また、「予算のあらまし」にも掲載されている、そして決算資料にも重点に〇がついているものでした。
国の方針、県の流れ、地元のある団体からの基金繰入、しかも委託料と請負工事の大きな柱がありますが、そういった説明は皆無でした。
議員は限られた時間の中で、質疑をし、その結果認定か不認定かの判断をしなければなりません。以前から私が主張していることに、決算の認定作業の中に、その事業の振り返り、次の予算に活かす方向性も必要があります。
そのためには執行部の分析が必要、その上で初めて議員の意見を出せるのです。そうでなければ空振り、言いっぱなしに終わる可能性があります。
今、執行部は令和4年度の予算についての検討に入っています。その内容に議会が指摘したことが少しでも織り込まれれば、住民の皆さんの生活の質を上げることが、少額の事業でも可能だと思っています。
インターネット中継がないのでわかりにくいかと思いますが、議会審査の重要課題として今後も論議を続けたいですね。どうぞご意見をお寄せください。
2021年
9月
09日
木
一般質問も終わり、昨日8日より決算特別委員会が始まりました。昨日は総務部でした。昨年度はコロナ対策で国から多額の地方創生臨時交付金が交付されていますが、町も財政調整基金の繰り出しが多かったので、きちんとした報告を待っていました。
切り崩しをしてはいますが、積み立ても相応にできていて、結果として財政調整基金(町の貯金)9,214万円の切り崩しにとどまっていましたので、ちょっとホッとしています。
基金の切り崩しがこれで収まっていることを良しとするかどうかは、今後の都市計画部、住民福祉部の報告を聞いてみないとわかりません。
昨日の報告で特に印象に残ったのは収納課の報告でした。
丁寧な、しかも滞納者に対する真剣な態度をうかがわせる説明に深い信頼感を覚えました。納税したくてもできない、人生の岐路に立っている住民をファイナンシャルプランナーへ導き、またその専門家の助言により行政の立場から可能な限りの対応をアドバイスしている、行政のあるべき姿は感動モノでした。
私が町会議員になった頃の滞納額、収納率からみるとよくここまで進化してくれたなと、議員となって頑張ってきたことが報われた気がしました。
「数字で見る福岡都市圏のすがた」2021年3月のデータによると、収納率は福岡都市圏10市7町のなかで最も高いのです。これは2019年のデータをもとに作られた図表ですが、おそらく今回の決算2020年での収納率もトップだと思います。
粕屋町には部、課を超えた「粕屋町債権者管理収納連絡会議」という優れた徴収体制があるのですが、必要な条例を作り、この体制を組織したのは今の箱田町長です。
議会が収納率の低さを指摘・提言し続けた結果、平成26年(2014年)にできました。模索から9年近くの歳月、そして積み上げた、誇れる業績です。
2021年
9月
05日
日
9月議会の一般質問通告書の書き出しは「町立中央保育所の建替え事業の進捗状況」についてです。
町立を町立のまま建替えるには莫大な資金が要ります。国が民営化へ舵を切り、建設費を民間だけにしか出さなくなったからです。粕屋町でその動きが始まったのは2006年の「粕屋町行財政改革大綱」が発表された時からです。
4つの保育所の民営化においては、西保育所は保護者が反対、大川保育所はすんなり民営化となり福祉法人が運営しています。つづく中央保育所は保護者の反対にあい、青葉保育園という新たな保育園建設となり、そして4年前の仲原保育所と中央保育所の2園同時の民営化の発表があり、保護者の反対で断念。打ち出した前町長は任期半ばで退任、新たな箱田町長は子育て環境の整備を公約の前面に出し当選。
この流れに議会も対応。「町立保育所の建替えに関する特別委員会」を設置し、提言書を出しました。
これまでの流れは画期的なもので、おそらく全国的に見ても例がないものだと思います。町民と議会がタグを組み民営化を阻止したことになります。
しかしながら、1園建設に3億5千万円以上必要な費用をどこから捻出するのか、町民全体の皆さんが納得できるプラン・説明が要ります。
町立が町立であるための理由、「公の保育・教育」を施せる施設となるには何が大事か、そう思ったときに私は教育委員会との連携で「心豊かな粕屋の子ども」を育てる流れを今一度、今の言葉でアピールすることが大事だと思いました。
心豊かなとはどんな子どもか。
私はめげない、折れない、どんなことにも対処できる心を持った子どもと思います。そうしたら平成29・30年(2017・2018年)に改定された文科省の新学習指導要領改訂のうたい文句「主体的・対話的な深い学び」アクティブラーニングに辿り着きました。
国も2015年のOECDのPIZAの結果に、これからの国際社会の中で取り残されないための子どもの教育を真剣に論議したようで、それがこのアクティブラーニングを織り込むことでした。
ところが「粕屋町の教育行政の目標と主要施策」にその流れが入っていない、その片鱗さえ見つけることができないでいます。
それを今回の一般質問の中心に据え、町長と教育長の見解を質(ただ)します。
質すだけではなく、具体的なプランも提示します。それがダイアロジック・リーディングという読み聞かせの手法を、家庭、子育て施設、学校で取り入れればいいのだけなのです。
ダイアロジック・ラーニングについては次回お伝えします。
2021年
9月
04日
土
9月3日から議会が始まりました。6日、7日に行われる今議会の一般質問の登壇者はいつもの半分以下の6名。
事前に感染防止策の一つとして、議長からできるだけ不急の質問は自粛を、と呼びかけがありました。協力される議員もある中で、執行部と公の場で政策論争ができる数少ない機会を取りやめるなんてとんでもない、というのが私の正直な思いです。
「不急」という言葉に違和感があります。住民に代わって町行政の運営を監視する役目の議会の構成員である議員が、執行機関の所信や疑義を質(ただ)さなくなったら何のための議会か、と私は思います。
町民の皆さんの目線で町執行部と対峙します。そのために議員報酬を頂いているのですから。
今回の内容
概略、ねらいは次回お伝えします。
2021年
9月
01日
水
まだできることがあるというタイトルの新聞記事です。それによると 「最新の知見に基づいたコロナ感染症対策を求める科学者の緊急声明」が8月18日に、東北大や東京大の科学者ら40人によって発表された。ポイントは2つ。
新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るい、感染拡大が続く。連日NHKのニュースでは重傷者の増大の数字ばかりが目立ち、感染抑制は万策尽きたように見えるが、まだできることがあるというのです。
不織布マスクと感染リスク
新型コロナは、感染者の口から放出されたウイルスを含むエアロゾルが滞留し、それを吸い込むことで感染する。若者たちに人気のウレタンマスクは、不織布に比べ、飛沫を吐き出す量も吸い込む量も2倍以上。布も吸い込む量が2倍前後。マスクをふょくくふにするだけで感染リスクは大きく減る。
屋内の換気とエアロゾルの濃度
換気は窓を開けただけでは不十分なことが多く、換気装置や空気清浄機が勧められる。機械的な換気は確実にエアロゾルの濃度を下げる。フィルターの清掃は欠かせない。
マスクや換気は政府も呼び掛けるが具体的とはいえない。声明を取りまとめた本堂毅・東北大准教授(技術社会論)は「政府のメッセージでは、効果のある対策が国民に伝わっていない。ロックダウンよりも前にやるべきことがある」と話す。
皆さんのお宅ではどうですか?私は外に出る時は「不織布マスク」つけるようにしました。