2018年
7月
01日
日
6月30日13時半より16時45分まで甲仲原区公民館で「町立保育所(仲原・中央)の建て替え」について町民みんなで考える会が開かれた。参加者24名。以下その報告です。
まず講師の紹介から。
不思議な方である。昨年8月、町立保育所存続のための根拠を求めて検索しまくっていたらこの方「木村雅英」氏の論文がヒットした。
早速アクセスして出版社に連絡、こちらの☎を伝えて連絡を待った。
すぐに本人より連絡あり。それ以来のメールでやり取りの間柄。そして今日初めてお目にかかることができた。雨で新幹線が遅れ到着時間がわからないとおっしゃっるのでお電話があったら迎えにと思って会場準備に没頭していた。
そしたらなんとひょっこり会場に「こんにちは」と現れた。びっくりしているとスマホを出されて「便利なものがありますから」とにんまり。ナビ!フットワークの良い方である。
現在は事業所20、職員500人の福祉法人の理事長という肩書。経歴は自治体職員、自治体問題研究所研究員。
メールもお電話もいつでもすぐにお返事を、丁寧な言葉で返してくれる。大阪で地震があったので今回の交流会に出席してくださるかどうか心配だったが、「この日は粕屋町のために1日開けておきます。大丈夫です。」という力強いお返事が返ってきたが、さすがにその時は1日遅れの返信だった。
アドバイザーであれば参加しますと最初からくぎを刺された。そして内容は的確で、こちらの求める以上のものであった。講師ではない講師は、謝金も交通費もいらないとおっしゃり、あっという間に帰って行かれた。
2018年
7月
06日
金
6月30日の交流会(町立保育所〈仲原・中央〉の建て替えについて町民みんなで考える会)が終わった後、付箋紙に感想を書いてもらいました。
24人中19人の方が書いてくださいました。細かい字でぎっしりと。また、「〈町立保育所の建替え〉はできると思いました」とだけはっきり、大きく書いてくださった方もありました。
ほとんどがアドバイザーの木村さんへの感謝の気持ちを書いてくださったのですが、その中で多くの方が自分こととして真正面からこの問題に取り組んでおられということがわかって深く感銘を受けました。以下4文紹介します。
●昨年の夏に頑張った事へ援護射撃を頂けた気持ちです。たとえ町立が存続が実現できなくても問題提起をはしたぞっと思っていましたが(このまま民営化してしまうのではないか?という不安が強く)まだまだ頑張ろうと思うことができました。
●木村先生の話を聞いて私たちの考えは間違っていないと背中を押された気持ちです。ぜひ町立保育所の建て替えが実現するように頑張りましょう。
●子どもが多いとその町は活気があるように見えます。ただ預かってもらえればいいという気持ちではなく、親も安心して納得できる保育環境が粕屋にはあります。
公立保育所は子育て世代の親の意見を町長や町政に伝えられる大切なパイプ役でもあり、失くすのは町としてももったいないと思います。公立も私立もバランスよく配置され、更にパワーアップできるチャンスが粕屋にはたくさんあると思います。
●あきらめの気持ちも少しだけありました。今でも思います、あの時あきらめていたら町立での建て替えはなかったかもしれないと。
以上まだまだありますが、紙面の都合で、この辺で。
2018年
7月
07日
土
昨日6日からの降雨はすさまじいものがありました。今後も続くとの予報がありましたので今朝、7日8時に夫の車で危険個所の状況調査に行きました。
給食センター近くの多々良川水域です。流れの勢いは収まっているように見受けられます。
その後、土砂災害警報が発令されているということでしたので、避難場所の一つの長者原上区の公民館へ。
昨晩2名の避難者があったようですが、この時はもうどなたもいらっしゃいませんでした。ホッといたしました。
役場の担当職員の話では粕屋町の土砂災害危険個所は、ほかに江辻山麓(避難場所は江辻山集会所)と大隈(避難場所は成栄寺)にあり、それぞれに職員が配置されているということです。朝食を取りに帰っておられた区長さんが戻ってこられました。お疲れ様です。
この後、大雨特別警報、土砂災害警報の解除がホームページにアップされ、各避難所も閉鎖されました。
2018年
7月
12日
木
7月9日に協働のまちづくり課に粕屋町の大雨状況の報告を求めました。災害時のホームページ掲載の在り方についての追跡調査をしているからです。
10日に議会事務局を通して、担当者から以下の内容の報告書を受け取りました。私的にはこんなことはホームページでアップしてくれてたらこんな手間はいらないのにという思いがあります。
被害状況としては、人的被害は0件、冠水7か所と特に問題はありませんでした。今後の課題にしているのは、マスコミであれほど被害の状況が報道されていて、粕屋町にも大雨特別警報発令があり、その流れをホームページで見たいと思ったときに不十分で、またFBでもホームページを見たけどわからないという声があったので調べてみようと思いました。
私がホームページを見た7月7日の7時半頃には、ホームページの重要なお知らせの欄には、3本大会中止、いつもの災害に備えましょうという案内がアップされていただけでした。近隣の自治体のHPも検索して比較してみたのですが、この近隣に比較しても大幅に遅れているという感は免れませんでした。
もっとも目を引いたのは新宮町。画面一面を使っての情報伝達。詳しかったのは古賀市。もっとも参考になったのは志免町でした。
粕屋町の場合あとで聞いた話では、情報の入れ替えの時で情報が途切れていたのではという応えが返ってきましたが、30分以上検索して、何度も粕屋町に戻ったのですよ。
トップページには避難勧告発令とか土砂災害に関する避難所の件、多々良川の水量についての記事はありませんでした。私は土砂災害の危険個所を知っていたので内部を検索し、やっとたどり着き避難場所の情報をキャッチ、このブログに載せた経緯があります。
だた私の検索方法にも問題はあるかもしれません。とにかく追跡が大事だと以下の文書(協働のまちづくり課より)を手に入れたのでアップします。
ボールド(強字)の文字がホームページにアップしたもののようですが、その後追跡しようとしてもすべて削除(混乱を招かないために)されていて、どんなことがなされたのか、粕屋町はどういう状況だったのか今はわかりません。
災害時のホームページへの掲載要領がマニュアル化されていない感触を受けました。今すぐにできることはやってもらいたい。皆さんも何か感想があれば、役場の協働のまちづくり課、あるいは本田まで問い合わせてください。いつどのような災害が起こるかわからない世の中。明日は「我が身」です 。
2018年
7月
14日
土
7月12日のブログに災害時のホームページの在り方について書き込みましたが、アクセス数が多くてちょっとびっくりしています。
今回、粕屋町では被害は特にありませんでしたが、近年、毎年のように繰り返される「大雨特別警報」発令。いつ、何時、私たちにも災害が降りかかるか予測がつかない状況です。 災害に遭ったらどうしたらよいか? 避難所は? 避難が長引く場合は?
覚悟はできているようでも多分準備はできていない、そんな気がしています。とりあえず何をなすべきか?
近隣の自治体の災害時の対応を比べてみたら、志免町が「避難所運営マニュアル」を作っていたことがわかりました。とても参考になります。実は厚生常任委員会で今年の1月に都市圏の狛江市に視察に行きました。「福祉避難所の在り方」の先進地視察です。避難行動要支援者の登録状況、福祉避難所の設営などを学びました。
粕屋町の場合、協働のまちづくり課と介護福祉課の連携がまだ進んでいない状況で、これから取り組むというところです。一緒に行った課長がかなり乗り気になってくれたのですがこの4月で異動となりました。残念です。また、協働のまちづくり課も課長が変わりました。うーん、難しいところです。
継続しての審議の在り方、議会の役割が大きくなりますね。とりあえず今日はこの辺で。
2018年
7月
19日
木
昨日、協働のまちづくり課の職員にヒアリングをしていたら粕屋町にも「粕屋町避難所運営マニュアル」があったことが判明、平成29年8月作成です。
早速議会事務局を通して資料請求。読んでみるとわかりやすく内容がとてもいい。
英語、中国語、韓国語、ペット対応まであります。残念ながら福祉避難所については記載はほとんどなし。が、それは仕方がないことです。大元にその方針が具体化していないのですから。
私のまわりの議員、職員はこの存在を全く知りませんでした。これってどういうことなんだろう?!
今年1月に狛江市福祉避難所についての視察に行った時に狛江市からマニュアルの説明があった時にもわが町の職員からその話はなかったし、また、5月に区の公民館で自主防災組織の研修があって町の防災アドバイザーの講習があった時も一言もその話は出なかった。
研修が区で始まって3年くらいなるのですが、例年同じような内容。初めての方にはいいかもしれないのですが、もう少し突っ込んだ事例をいれたらどうですか、と担当者にアドバイスをしようと思った矢先の今回の大雨。
せっかくマニュアルを作成してもその活用ができていない。なんだか粕屋町らしいなー、とつい思ってしまった。笑い事ではないですね。もう少しその辺の事情を調査してみます。
2018年
7月
20日
金
今日は1学期終業式。交通立ち番で子どもたちの元気な笑顔に会いました。「おはよう」と声をかけると、「おはようございます。頑張ってください」と低学年の子どもから丁寧なあいさつのお返し。「ありがと、おばちゃんも頑張るからね」と私。
10歳ぐらいの少年と69歳のややくたびれぎみのおばさんの奇妙な朝の会話でした。
猛暑の中でも、鉢植えのバラも頑張って咲いています。
バラは四季咲きの花が多いのですが、やはり木が弱るので夏の間は蕾をその都度摘みます。それでもときどき漏れた花がこうして咲いてくれます。尊い、命の花です。
2018年
7月
22日
日
粕屋町の避難所運営マニュアル、河川情報が可視化できる情報のホームページ掲載が行われました。数日前に協働のまちづくり課に問い合わせたところさっそく実行してくれました。このブログを見てくださった方の昨日の書き込みで分かり確認いたしましたのでお知らせします。
くらしのガイド→防災・災害のページの一番下の「関連情報」というところです。
今回冠水があった7か所の情報も報告いたします。
7月5~6日 大雨時冠水か所 (災害対策本部把握分)
・戸原区広田交差点 (株)システムライン付近
・戸原区広田交差点西側 手島優(株)付近
・阿恵区阿恵橋東側 博運社付近
・長者原中区 森小児科付近
・大隈区 人形の徳川付近 高速沿い町道付近
・長者原下区 長者原公民館付近
・長者原上区 教職員住宅南側
2018年
7月
25日
水
毎日新聞の25日の朝刊によると、因町長は一身上の都合により退職を議長に申し出た、とあります。議会では昨日厚生常任委員会で議長からの報告があり、選管で町長選の日程が決まり次第9月議会の動向が決まるようです。
実は私は怒っていました。
19日の厚生常任委員会の席で、因町長が突然「老朽化した2園の大規模改修は税金の無駄遣いだから、リースで仮園舎を園庭に建てて対応する」と発言されたのです。それでは「その内容は?」と問うと、「まだ何もない」ということでした。同席した担当課の課長も突然で調べようがなかったという発言。
えっ、それはないでしょう、この常任委員会開催にいくら税金を使っていると思うのよ!
町長の出席要請を議長に出し、そのスケジュールを検討し、2週間前に日時と内容を決定、そしてメンバーに周知。その手間・時間はかなり莫大なのだ。おまけに費用弁償もかかる。そのてま・ひまかかった常任委員会で資料も何もなしに新事案を提案し、納得してもらおうと思ったのか、そんなアマイモンではないよ、と委員会の最後に委員長権限で発言させてもらいました。
閉会中の委員会を開く事務手続きがこんなに大変なものか、と委員長になって痛感しています。だから今まで粕屋町では閉会中はほとんどの委員会は開催していなかったのでは。議会開催中の常任委員会は議案の審議をするだけで他の事件は審議する余裕がない。だから所管の行政各課に詰め寄ることができず、行政の仕事は停滞・・・・・・
悪循環だ。
資料がそろって出席するように、因町長と担当課に約束させて委員会を閉じたのでした。その時に思いました。「もうこれは限界だ。町長に辞職を進めよう」と。
そして迎えた24日。大事な委員会が2つあり、それが終わって行動開始を予定にしていたところ、午前の部の最後の方に議長が入ってこられて、町長の辞職について報告されたのでした。
だから、拍子抜け、というところです。
でもよく考えればいろいろ動く必要はなくなり、時間ができ、本来の活動ができるわけと気持ちを取り直しているのですが、でもね、でもね、と、心にぽっかり大きな穴が開いています。
2018年
7月
26日
木
今朝の西日本新聞にもかなり大きく因町長の退職の申し出の件が出ていましたね。昨日と今日の記事の中で、鞍手町の動きも一緒に載っています。鞍手町は臨時議会を開くのに粕屋町ではそういう動きがなく、議長が退職届を受け取って選管に通知したとあるだけです。
また因町長の退職希望日が8月10日となっていることに関しても解せなかったので議長、議会事務局、総務課に問い合わせました。
その結果、地方自治法145条に辿り着きました。
〇第145条(退職)
普通地方公共団体の町は、退職しようとするときは、市町村にあたっては20日までに、当該普通地方公共団体の議長に申し出なければならない。但し、議会の同意を得た時は、その期日前に退職することができる。
鞍手町の町長は弁護士を通じて郵送で「31日付で辞職したい」と辞職届を出しています。議長がそれを選管に通知。本人の希望が20日前なので議会は臨時議会を開き、同意する見通しのようです。そして選挙日は9月9日となりました。
粕屋町の場合は退職届を議長に出した日から20日を過ぎる日を退職希望日にされているので議会の同意は不要、臨時議会は開かれません。議長に届け出を出された時点で8月10日に退職、と決定です。町長の8月分の給料は日割り計算、退職金は切り捨てで、7月分までの支給だそうです。
粕屋町の選挙日に関しては、今日午後3時に選挙管理委員会が開かれ決定されると聞いています。
慌ただしく、暑い夏になりそうです。
2018年
7月
28日
土
7月25日のブログに頂いたコメントにお返事を書きましたが、このブログに毎日アクセスしてくださっている他の方にも、今の私の思いとしてお伝えしたいので、加筆して今日の内容とします。
「納税者」さんのコメントの内容は私立保育園に町から多額の修繕費が出ているのではという内容でしたが、私立の保育園の修繕費は、町は「修繕費補助金」としては出していないと思います。調査いたしますが、大規模改修と日常の修繕費の2つに分けて考えましょう。
大規模改修の場合は国、県、町と、町にも応分の負担があるかもしれませんが、どの私立の保育園も建設後まだ10年も経過していないので該当しません。軽微な,日常の修繕費は全体の運営費から出して適切な対応をされていると思います。傷が深くなって困るのはその福祉法人ですから。
ところが町の場合は、民営化計画の保育所への修繕費は軽微なものをケチり、まして中規模改修さえ怠ってきたので、今のような大掛かりな雨漏りなどが発生しているのです。2つの保育所もメンテナンスさえよければもう少し使えると、昨年11月に粕屋町に来ていただいて講演してくださった、都市工学専門の中山徹先生はおっしゃっていました。
私立の保育園には修繕費ではなくて町単独の(例えば借地料など)の補助金を出しています。そして運営費も補助しています。国だけではなく町からも毎年の持ち出しが結構あるのです。それが修繕費に回っている可能性はありますね。私立の場合は運営費の補助はまるっきり不要と言われますが、実態は少し違います。
粕屋町の公立の保育士は町の職員ということにとが前提なので、保育は当然のことながら行政職としての仕事もかなりしています。生活・子育て相談業務、障がい児保育を教育・保育の専門家として。公立2園の民営化に反対の町民が多いのですが、その保育士の仕事ぶりが高く評価されているからと私は思っています。
ただ町長はそのことを考えようとはしないし、そういう視点で保育所の職員を見ようとはしていません。議員として長いこと厚生常任委員会のメンバーでありながら何を見ていたのかと思います。3園存続請願に9005人の署名が集まった段階で軌道修正すべきでした。それができなかったことが彼の限界だったのだと思います。
その彼を私は町長として推して町長戦を戦ったので複雑な心境でした。ある程度は覚悟していたのですが、ここまでご自分の持論にこだわられるとは。人を見る目がなかったのかな、と。偉そうに言いますが、同期で議員になり、彼も私も政治家の端くれなので。
粕屋町政の幕が一つ下りました。
私にも、もう悩まなくていいことが一つ減り、新たな局面に向かわなければならない日が来ています。
2018年
7月
29日
日
粕屋町のホームページお知らせの欄(→こちら)に次の件がアップされています。
・立候補予定者の日程
・町長選の日程
・因辰美町長の退職について
その左横には「町長の部屋」、「町長因辰美の奮戦記」のコーナーがありますが、退職についての記事は一切ありません。何のためのコーナーでしょうか?
ホームページには結局事務的な内容だけで、新聞記事より簡単にアップされているだけです。町民への思いは?
病気回復後、復帰された時も、記事がなかったのでフェイスブックに催促のコメントを投稿し、投稿が始まったら「いいね」を押しました。私のせめてもの応援メッセージでした。
今回は退職です。平成27年11月に就任され、任期中の退職。様々なことがあるでしょうけれど、これは大事件です。せっかく町長の直接の思いをぶっつけられるコーナーを作っておられるのですから、まずは、町民に退職の挨拶・いきさつを述べるべきではありませんか。