2018年
1月
31日
水
先日行った行政視察の「柏モデル」のテーマは介護保険と在宅医療の関わり。専門的な知識のない未知の分野なので学ぶ良いきっかけになった。課題を与えられ、切羽詰まらないと学んだことが自分のものにならない例で申し訳なく思っている。
1月26日の新聞報道によれば、厚生労働省は社会保障審議会に、4月から適用される介護報酬の配分方針を示した。在宅、施設を問わず、利用者の自立支援や重症化予防を進める事業者に重点的に配分したのが特徴。
年間の死者が130万人を超え、出生数を上回る「多死社会」を迎えつつあることを踏まえ、病院以外でのみとりを促す、という。粕屋町の現状はどうなのか、在宅医療、訪問看護がどこまで進んでいるのか、その方向性は、などなど・・・・・・?
現在の介護保険事業計画の期限は平成30年の3月。次の第7期の計画のパブリックコメントがそろそろ出る頃である。
行政視察の常任委員会メンバーの報告書締め切りは今日にしている。同行した7人の議員の報告書のコピーを配り、それぞれが互いの視察の感想を語り合う。2月中にそういう委員会を設け、行政視察の検証を行いたいと考えている。そしてその内容が第7期の介護保険事業計画に活きるよう務めたいと委員長として思っている。
2018年
1月
29日
月
27日から子どもとメディアの全国フォーラムに参加しています。2日目の28日の特別講演は京都大学総長(人類学・霊長類学教授)山極壽一氏。
演題は「ゴリラ研究者が見たスマホ社会」でした。90分の講演があっという間に過ぎました。サルとゴリラ・チンパンジーの違いがとても興味深く、著書をすぐにでも読みたくなりました。
トークセッションが2日間を通して1~3まで組んでありました。
7人の研究者と子どもとメディアの理事(医者や研究者)がコーディネーターとなり、興味深いテーマを掘り下げての檀上討論会、会場からも質疑応答がありました。
合計480分、8時間の講義を受けたことになります。専門用語が飛び交い、しかも皆さん早口(短時間にたくさん詰め込もうという意思の表れ?)なのでわからないこともありますが、とにかくスマホ社会の弊害を取り上げ、どうすれば子どもたちが健やかに発達、生活できるのかという提言に満ちた研究発表でもありました。
全部の内容の報告は無理なので発表者の肩書とテーマをお伝えします。
・野井 真吾(子どものからだと心・連絡会議議長、日本体育大学体育学部健康化教授)
演題:子どもの「からだと心」のいま
・瀧 靖之(東北大教授、脳科学)演題:小児の脳発達と生活習慣、メディアへの影響)
演題:小児の脳の発達と生活習慣、メディアの影響
・冨田 香(平和眼科院長・杏林大学講師・小児眼科学)
演題:スマホ社会と子どもの目の発達
・前橋 明(早稲田大学教授・人間科学学術院・健康福祉科学)
演題:「食べて、動いて、よく寝よう!」運動のススメ
・帖佐 悦男(宮崎大学医学部教授整形外科リハビリテーション科附属病院副委員長)
演題:子どもの運動器が危ない!~メディアの影響とロコモ予防~
・樋口 進(独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長・臨床精神医学)
演題:スマホゲームとネット依存
・神山 潤(東京ベイ浦安市川医療センターCEO/睡眠医療)
演題:メディア使用と眠り
以上、書くだけでも頭がこんがらがりそうです。これだけ問題が複雑、多岐にわたり、多分国家的プロジェクトで立ち向かわないと解決の道は見つからないのではと思いますが、まだ国はほとんど手を付けていません。絶望的にもなりますが、小さなNPO法人「子どもとメディア」はよく頑張っています。
2018年
1月
28日
日
福岡市の千早、なみきホールでNPO法人子どもとメディア主催の全国フォーラムが開催されています。27日、28日の2日間のぎっしり内容が詰まった研修会です。子育て応援団の研修になると昨年定例会で提案し、町の補助を受けて5人が受講しています。
私はこのNPOの会員で毎年一人でフォーラムに参加していましたが、同じ空間に粕屋町の仲間がいるというのは何とも心強いものです。
昨日の清川輝基代表理事の基調講演に驚いています。清川氏は元NHKのディレクターで40年以上も前から子どものメディア漬けに警告を鳴らしている方です。報告では日本の現在の出生率は一番ピークの頃の半分まで低下。なおさら一人ひとりを大切に育てないといけないのに、不登校児は13万人、19歳以下の子どもの自殺率は増加しているということです。
日本の自殺数は2008年に34400人、2017年は21000人でした。ここまで減っているのに
子どもへのケアが足りていないのか、どう考えても悲しすぎますね。
日本の子どものメディア接触率は2003年より世界第1位。メディア接触が高いほど、「生きていても仕方がない」という問いに「よく思う、ときどき思う」という回答した子どもが多いという日米の結果があります。
今日も盛りだくさんの内容。とにかく目を凝らし、耳を澄まして学んできます。
2018年
1月
21日
日
一昨年より行っている議会報告会の子ども議会事業の新しい取り組みです。毎年少しずつ改良して、できるだけ粕屋町議会独自の取組をということで検討を重ねています。従来の、子どもが一日議員になって執行部に一般質問する形式は粕屋町役場職員、教育委員会、学校現場の負担が大きいと改善を求められていました。
今回はできるだけ他を煩わすことなく、議会が各学校への説明から募集まで取り仕切る形で行いました。応募した児童とその保護者はご自分たちの意志で参加され、「議場体験をしてみたい、議会を見てみたい」という気持ちで申し込まれていました。
参加者は12組の親子。3つの議案を用意し、3常任委員会に分かれて、そこでの議案審議を児童の皆さんと一緒にしました。その常任委員会の報告を議場で本議会と同じように委員長が行い、全体に賛否を問いました。子どもたちは議員のそばの用意された椅子に座ってそれを見、実際に賛否のボタンを押す児童もいました。一般質問はいつもと同じように議員が行い、答弁者は役場執行部ではなく、議員がその役割を担いました。解説をする議員の表情の優しいかったこと。
主権者教育の一環も兼ねているのですが、議員になりたいという児童もいて頼もしくなりました。
2018年
1月
19日
金
狛江市では「福祉避難所の設置・運営のプラン」について視察研修しました。
写真は避難行動要支援者支援ベストです。障がい児親の会の方々が中心になって企画検討された3種類のベスト。手前は視覚障がい者、真ん中は聴覚障がい者、右側はその他の障がい者で発達障がいの方を中心にということのようです。
東日本大震災があった後に親の会の方々が中心になって福祉避難所の検討をされたことが大きいと市の職員の方が述べておられました。それにしても職員のきめ細やかな対応に驚きます。市民の要望に真摯に向き合い、丁寧な対応をされているのが説明の中からもうかがえました。人口8万強の東京郊外の市です。
各避難所に福祉スペースを確保し、必要に応じて福祉避難所を設置し、各避難所から移動という道筋が確立されているように思いました。人口は粕屋町の倍近くあるようですが避難行動要支援者は9000人、個人情報の提供に同意している方は4300人。粕屋町は要支援者は1273人、情報提供同意者は321人。この違いは何でしょうか?
翌日は柏市の「在宅医療・介護多職種連携柏市モデル」についてでした。柏市の人口は40万人、中核都市で規模は全然違うのですが、在宅医療の仕組みを知るにはいい機会でした。平成30年4月より新たな介護保険事業計画が始まります。現在計画書作成中で、もう少ししたらパブリックコメントも出る予定です。国は30年度からすべての市町村に在宅医療・介護連携推進事業を実施するように指針を出しています。
興味深かったのは「費用はどのくらいかかるの?」という設問をして数字を出してありました。要介護3、76歳一人暮らし、肺炎で入退院繰り返したり、股関節の病気で通院が難しいとして、1ヶ月の医療サービスと介護サービスの費用の合計30、860円です。入院より安く、通院より高いというものでした。
医師会との連携が必要で、粕屋地域の取組はまだまだのようです。
2018年
1月
17日
水
粕屋町では現在「第5次障がい者計画・障害児福祉計画素案」のパブリックコメントを募集しています。期間は2月8日まで、平成30年~35年の6年間の計画です。
粕屋町の障がい者・障がい児福祉の根幹となるものですので多くの方がホームページにアクセスしてご意見をお寄せくださることを願っています。こちらから。
今日から狛江市と柏市へ行政視察です。
狛江市では
避難行動要支援者及び福祉避難者設置・運営について
柏市では
在宅医療・介護多職種連携柏モデルについて
準備の段階でも多くのことを知ることができました。概略としては知っているつもりでも、こうして資料を手元に、粕屋町の現状を把握しながら他自治体における実際の学びはとても参考になります。現地に赴けば尚更と思います。厚生常任委員長として初めての行政視察。できるだけ粕屋町のまちづくりに反映されるように委員会のメンバーとともに頑張ってきます。
2018年
1月
09日
火
広報かすや1月号にやっとアンケート結果の報告が掲載されました。
12月議会の一般質問で広報の編集の在り方に問題があると池田副町長に質(ただ)しました。各課対抗予算要求プレゼンテーションの報告は直後の12月号に大々的に、不必要な新聞記事までつけて、しかも載せた写真は一般町民ではなく、町長の支援者が多かった。反対にアンケート結果について3ヶ月後の今も何の報告もないと申し上げたら、「載せます!」という回答。
1月号を開いたら載っていました。やっとです。
1月号の最後の1ページ(最近は保育所民営化促進の指定席になっているのでは)に概略をまとめて編集したものを、全体で53件寄せられたそうですが、全文はホームページにということでした。
お正月明けの昨日、全部印刷してそれぞれ切り離し、仕分けしました。私の賛成派、反対派、そして中立の区分け集計数は広報とは少し異なります。視点が違うのでしょうか?
それぞれ並べてみると、全体の把握ができるかなと思い、黒い板に置いて写真に撮ってみました。
皆さんはご覧になられましたか?
保育所の保護者、卒園児の親御さんに投稿が多いように思われます。若い方の思いが伝わる、考えさせられることの多い内容です。
「粕屋町子どもの未来を考える会」を中心とした保護者の方々が、粕屋町のまちづくりにはかってなかった新しい行政手法の扉を開きました。不十分のところはありますが、とりあえずは一歩前進。関われてとても良かったと思っています。
全体で53件。広報では民営化を望まれる方が25%、町立存続を望む方がが60%、、中立的なご意見の方が15%と記載されていましたが、私の仕分け数は少し異なりました。
民営化賛成組13件25%、存続組33件62%、中立的な意見は7件13%でした。
民営化を望まれる方の意見13件、全体の25%。
全体に文字数が少ないように思われ、投稿が最後の方に集中しています。ご自分の考えや理由を述べている方は私から見ると3人です。
民営化に反対した方の意見33件。全体では62%。
熱い意見が多く、皆さん長文です。まちづくりの一環として保育所存続をとらえています。したがって建設的な意見が主でした。
中立というよりアンケートの取り方、提案の仕方に問題あり、町長に対する厳しい意見などで7件、全体の13%。
保護者への説明不足、広報の掲載が一方的、メリット・デメリットをきちんと、公開について等。町立の一部存続をという意見も1件ありました。
2018年
1月
08日
月
新年の新しい自分がここにいる
今年はどんな1年になるだろう?
69年生きてきた私に神様は何を求められるだろうか?
喜びも悲しみも今となっては感謝
その感謝の思いを感謝しているだけではなく
どうやって人にお返しすることができるだろう
昨年 保育所民営化問題で多くの若者に出会った
とても新鮮な出会いだった
得ることの多い、喜びに満ちた出会い
その若者たちと共に歩くことで新たな喜びが湧き
希望へとつながる そして力に変わる
私なりのお返しの旅が 今また新たに始まる
2018年
1月
03日
水
あけましておめでとうございます。
新年恒例の一般参賀に平成最多の12万人が集まったようですね。天皇陛下の、「少しでも」というお言葉に感動しています。私もならって皆様へのご挨拶とさせていただきます。
どうぞ今年が皆様にとって「少しでも」良い年でありますように!
我が家のおせちです。年末ハプニングがあり予定したもの全部はできませんでしたが、12品、なんとか形になりました。
結婚以来45回作り続けているお正月の、専業主婦だった私の矜持。写真にはありませんが超簡単なローストビーフも用意しています。
実家の母から受け継いだ我が家の博多雑煮です。だしは焼きあご、シイタケ、昆布、鰹節を使います。
ゆでた大根の上に年末についた餅2つ、具にはぶり、鶏肉、シイタケ、焼き豆腐、かまぼこ、人参、サトイモ、そしてなくてはならぬカツオ菜を。
岩崎神社からの獅子舞。毎年子供会の方が世話をしてくださり、子どもたちが「イーウォーター」とやってきます。
我が家の愛犬「夢子」です。今日3日は天気がいいので夫は早速庭仕事。その先を見つめています。
3匹いた犬も夢子1匹になり、やや寂しいのですが、おきゃんで結構わがままな彼女に振り回されています。
年賀状にも写真を入れました!